蒔絵と開けば金銀などで模様付けされた美しい装飾品を思い浮かべます。
蒔絵とは種を蒔くと同じように金を蒔いて模様を作り上げるところから、
この様に表しているという事です。
飯山では仏壇作りが古くから盛んで見事な蒔絵の装飾が施されています。
今日はその仕事を見させて頂きました。
店内には繊細な蒔絵で装飾された
腕時計・万華鏡・オルゴールをはじめ、様々な作品がいっぱいで、
どの作品にも目を奪われます。
腕時計の文字盤の模様の繊細な事・・・
ロレックスよりもすごいと思ってしまいました。
漆で模様を描いた後に金を蒔いてその漆に金を付着させ、
模様の無い部分は落して模様を作り出していきます。
私も体験させて頂きました。
聞くと、やってみるとでは大違い。思う様に模様は描けません。
集中力・根気・筆の扱い・・・
肩はすっかりコチコチになってしまいました。
色も大きさも異なる金粉を使って見事な立体感が表現されます。
伝統技術の奥深さに魅了された一時でした。
【着物レッスンコーナー】
何百年もの歴史の中でその時代と共に形を少しづつ変化させて今の形になったきもの
その中で大きな影響を与えた様々な加工技術
その変遷の姿を何十点ものきもの(何点もの人間国宝の作品も含め)・
小物を見ながら学んでいただける
“染織にっぽん展=時を旅する文様たち=”11/24~11/28まで
長野市たちばな本店で開催されます。